今回紹介するのは「数学を数楽に」というYouTubeチャンネル。
皆さんは、数学はお好きですか?
「いやあ苦手です。」という人が多いのでは?
しかし、このチャンネルを見て下さい。数学が本当に楽しくなります。このチャンネルを運営しているのは川端哲平先生。この方の教え方は本当に上手い!
川端哲平って誰?経歴は?
では、川端哲平って何者なんでしょう?
ご自身のブログによると、指導者としては、私立の中高一貫校の講師や塾講師として数学を教えてきたようです。
中高一貫校で15年以上講師としての経験あり。
学習塾は、早稲田アカデミーで早慶必勝クラス、特訓クラス。Z会進学教室では難関国私立クラスを担当。早慶附属入試、都立自校作成校など難関校の指導に自信あり。
とにかく成績を上げること、志望校に合格することにこだわっているようです。
数学を数楽にするYouTube塾を始めた理由は?
そんな川端先生が、なぜYouTube塾を始めたか。その辺のところはご自身のブログにも書かれていました。
「いつかは自分の塾を持ちたい」
◯長年塾講師をやっていく中で、これはずっと心の中にあった夢だったそう。
塾のフランチャイズにすれば楽かもしれない。しかし、どうしても指導方針に共感できない部分や「自分のやりたいようにやる」という自分の方針で指導することは難しくなる。
そしたら、自分で塾を立ち上げるしかない、というのが結論だったそう。
◯しかし、進学塾や学校の非常勤講師として働いていたものの、自分には特別な実績もなければ、知名度もない。
「そんな自分が、塾を開くことができるのか?」
そんな悩みの中で出した答えが、YouTubeで自分の名前を知ってもらうことだったとか。
◯動画を出し続けていくうちに、少しずつ登録者が増え、再生回数もかなり増えるようになり、YouTubeにのめり込む日々。ちょうどその頃、新型コロナウイルスが流行し始め、社会が大きく変わっていく。
「これは新しい形で塾を始めるチャンスかもしれない」
◯当時勤めていた学校では、各先生たちが自宅から授業を届ける取り組みをしていた。その流れでオンライン数学塾を立ち上げる。
学校ではクラスの人数の生徒を相手にした授業だが、オンラインでは、画面越しに1人の生徒と向き合う形での指導に変わっただけ。
しかも、動画は途中で止めることができる。分からないところを何回も見直したり、動画を止めてじっくり考えたりすることができる。生徒が問題に真正面から長時間向き合う「場」も必要である。
◯その流れで「数学キャンプ」というイベントが生まれる。
「数学キャンプ」とは、川端先生が自ら作った問題をひたすら解くというイベント。問題の難易度については事前に参加者からヒアリング。意外と大人の参加者も多く3割ほどいるのだとか。親子背の参加も多い。
「キャンプ」は楽しいばかりではなく、厳しさやハードルもある。 それを乗り越えるからこそ、達成感がある。数学も同じ。問題と本気で向き合い、自分の力で突破するところに楽しさがある。そのプロセスを、体験してほしかったそう。
◯数学の問題をひたすら解くというリアルな体験を通じて、1日で成長を実感して欲しいという思いで月に一回開催。塾の店舗を開くに至った。
学歴や年齢は?
分かりやすい動画を日々アップしている川端先生。
きっと優秀なのでしょう。学歴を調べてみました。
東京理科大学の理工学部経営工学科卒業
現在は、創域理工学部経営システム工学科 と名称を変更。工学の知識や技術を基盤としつつ、数学・AI・コンピューター技術を活用して、企業や社会システムの最適化・効率化・予測・評価を行うことを学ぶ。
◯年齢 1982年生まれの 43歳!(2025年現在)
本について
「数学を数楽にする高校入試問題81」
令和4年5月に発売されました。全81問は次の四つの章に分かれます。
◆第1章 計算 (22問)
◆第2章 整数 (18問)
◆第3章 図形 (22問)
◆第4章 その他 (19問)
YouTubeチャンネル「数学を数楽に」で、動画再生回数が多いもの、またはコメントが多いものを選んでいるそう。
元々は、普段教えている生徒のためにと思い開設したYoutubeチャンネル。
しかし実際に動画を見ている人の多くは、子どもではなく大人だった。子ども10%、大人90%。大人になってもまだ数学好きな人がたくさんいることが分かったと。数学の偉大さを改めて知ることになったと。
大人のコメントには、「脳の老化防止のため」との理由が多かったとか。確かに若返りそう。脳が汗をかきそうです。
この本の楽しみ方は「実際に解いてみてから解説を見ること」
例えばこんな問題があります。
<例①>筆算すると大変!一見複雑そうに見える計算問題。それがちょっとした工夫であれよあれよと解けてしまう。
<例②>図形の中の角度を求める問題。図形をちょっと移したら、なんか解きやすくなったぞ。
<例③>一見優しそうに見えて実は奥が深い確率問題。ちょっと見方を変えたら、なんだそんなことかと拍子抜け。どこから見るかが超重要。
自分で解いて悩んで悩み抜いた結果、解法がひらめく。まさにその瞬間が、数楽になるとき。
皆さんも、この数楽ワールドへぜひ足を踏み入れてみて下さい。

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