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今回紹介するのは、「桂福丸の寄席チャンネル」
桂福丸さんは子どもや学生にも落語を広めようと様々な活動をしていらっしゃいます。
最近では、「第2回桂福丸杯」を開催。
また、ラクゴニンジャとしてYouTubeに登場したり、子どもだけ寄席を開催したり、子ども向け落語教室も開いているよう。
最近は、NHKで8月27日に放送されたニュースーンでも活躍の様子が取り上げられていましたね。
桂福丸杯も今回で2回目
ご自身のFacebookでも紹介。今年も学生たちの白熱した戦いが繰り広げられた模様。
学生さんとはいえ、いい演目持ってくるなあ。

今年は参加者が昨年より大幅に増えました。なんと50名から120名へ!
盛り上がってきている様子がわかりますね。
ところで、気がつきましたか?この学生たちの凝った高座名。
さすが、キラキラネームにも驚かなくなった世代は、こんな高座名をつけるんですね。
子ども落語「落語で子どもに表現力を!」
NHKニュースーン 放送日2025年8月27日(水)
子どもに落語を教えて表現力をつけてほしいと活動する落語家、それが桂福丸。
この夏、福丸さんの指導を受けて高座に上がった小学生の挑戦が、NHK夕方の番組ニュースーンで紹介されました。
奈良県王寺町。町民会館の一室で毎月福丸さんが教える子供の落語教室が開かれています。授業は子供とマンツーマン。生徒は小学一年生から高校生まで通っています。
一人30分以上かかるため、この日の教室は4時間にも渡りました。
福丸さんの教え始めたのは11年前。町からの依頼がきっかけでしたが、次第に落語が子どもたちを成長させると感じ始めました。
福丸さん:喋るっていうのは、僕たち以外と知らずに普段してるんですけど、落語の場合は盛り上がったら伝わってると感じられる。つまり、その人の前でしゃべるっていうことは、自分の声がどう伝わってるかっていうのを感じる機会なんです。
他にも取り組んでいることがあります。それがこちら小学生向けの寄席です。入場できないのがルール。これまで全国で40回以上開催し、入場料はなんと500円。
桂福丸さんの教え子である横山健斗くん(小学5年)。高座名もある。「まほろば亭とんけ」。名前を逆さまにして自分で考えたんだとか。元々引っ込み思案だったという健斗くん。健斗くんが落語を始めたきっかけは、先に教室に通っていた友達を見てカッコいいと思ったことでした。
両親は驚いたといいます。そんな前でやるタイプではなかった。ところが落語に「はまった」賢人くん。「楽しいし、笑ってもらえて自分も笑っちゃう。元気もらえる。」
実は今度の夏祭りで健斗君が特に楽しみにしていることがあります。
「ちゃんとした「枕」を自分で考えてやってみたい。」
落語の本編に入る前の小話を初めて自分で作って笑いを取るのが目標です。
この日は夏祭り前最後の稽古です。
健斗くんの演目はこの一年練習してきた「元犬」
シロと言う犬が人間に変身したものの、つい犬の癖が出てしまって奉公先で騒動を巻き起こすというお話です。どこからともなく福丸さんの稽古は体の動きから目線まできめ細かです。
この繊細な表現を広いお祭り会場でやり遂げ無いといけません。
福丸さん「お祭りの中だから、そのしんとした場所じゃないから、やっぱり大きな声で元気でできるかっていう事でね。こう客席を巻き込んで行けるか、厳しい環境でも乗り切れるかというところでチャレンジだと思います。」
夏祭りまであと1週間。家でも猛特訓に励む。お客さんから笑いを取ることはできるんでしょうか。
夏祭り当日。会場には続々とたくさんの親子がやってきました。中央には賢人くん。会場の雰囲気にちょっと圧倒されているよう。
広い会場ではちょっと声も通りにくいよう。それでも十分間の演目を堂々とやりきりました。でも賢人君ちょっと納得がいってないよう。
「30点ぐらい」
次は、もっと大きな声で頑張ります。
(アナウンサー談)
「武者修行、落ち着いてできてたんじゃないですか。」
「1回の本番ですよね。その1回がきっと賢人くんにね、今後にぐっと繋がっていくんじゃないかなとすごく感じました。」
「稽古の時、後ろで見守ってた両親、ずっと立ってましたね。ちょっとわかります。よく挑戦しましたよね、あんな広い会場でね。」
「またこの落語教室ですが、この奈良県の王寺町が主催をしていて、子供たちに伝統文化を通じてこう豊かな人間性をほしいと言うことで始まったそうです。こういった取り組み全国的にも珍しいと言うことです。」
「なるほど、ひとつの話を自分の中に入れて、すごいですよね。」
「話を理解して覚えるだけでも大変なのに、犬になってみたり旦那さんになってみたりとか色々考えながら。」
「この教室も20年近く続いてまして、これまで170人以上のお子さんがこんな風に習ってきたということです。今後も子供たちの挑戦が続いていきます。」

学生のための、賞レースを開催したり、子ども向け落語教室を開催したり。
面倒見の良さが溢れ出る桂福丸さん。どのような経歴なのでしょうか。
灘高京大卒の落語家
1978年神戸市東灘区生まれ。
灘中学灘高校には、自宅から歩いて5分だったそう。卒業後、京都大学法学部に進学。2001年卒業。卒業後は英語落語を学びアメリカでも公演を行うなど、高学歴らしさが出ています。
2007年2月、4代目桂福団治に入門。「福丸」の名付け親は作家の藤本義一氏。
現在は、天満天神繁昌亭ほか各地の落語会に出演中。寄席では古典落語を中心に演じています。
2021年より、小学生向けの落語会「子どもだけ寄席」を開始。ラクゴニンジャというキャラクターの落語解説、じゅげむなどの初めてでも楽しめる演目、太神楽曲芸などの寄席の演芸を合わせて子どもたちに楽しんでもらえるよう工夫されています。
また、場内には大人は入れず、入場料は数百円とし(皆様からの志で運営)、子どもたちが自分のおこづかいで入るというのも特色。
子どもたちの自立やお金の勉強の手助けにもなるような工夫なんだとか。
桂福丸寄席チャンネル
そのラクゴニンジャがYouTubeで見られます。子どもにもわかりやすい落語を紹介しています。一度視聴してみてください。
◯子ども向け落語
「七度狐」「まんじゅうこわい」「桃太郎」「猫と金魚」「ちりとてちん」「骨皮」
◯大人とこども両方向け
「寝床」「味噌豆」「元犬」
桂福丸さんってこういう人
後進を育てようとしている人、伝統文化を残そうと励んでいる人、子ども好きな人、、、
大好きな落語を自分たちで終わらせたくない。江戸時代から続く日本の伝統芸能をなんとか守り育てたい。
そんな意気込みを感じますが、自然に穏やかにやっているのが印象的でした。
これからも応援しています。
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