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今回紹介するのは、「Japan dyslexia society NPO RDGE」
このチャンネルは、「NPO法人エッジ」が運営しています。
「NPO法人エッジ」とは、ディスレクシアの正しい認識の普及と支援を目的とした特定非営利活動法人として、2001年10月に認定設立され活動している団体。
ディスレクシアとは何か?
ディスレクシアは知的に問題が無く、聴覚・視覚の知覚的機能は正常なのに、読み書きに関しては特長のあるつまずきや学習の困難を示す症状のことを言います。
◯このチャンネルには一つの動画しかありません。それが、学習障害を持っている柳家花緑さんの経験談をまとめたこの動画です。
花緑さんの、障害を持っているが故に壮絶だった半生を紹介することで、何を伝えたかったのか。
読み取っていただけたらと思います。
柳家花緑は学習障害ADHD 学歴や得意のピアノについて
(以下動画概要)
◯子供の頃は「発達障害」という言葉すらなかったので、障害を持っているから勉強ができないなんて思いもしなかった。
◯完全な落ちこぼれで、宿題は忘れ物ばっかり。
◯先生が授業で話をしているのに、自分も同じ音量くらいで喋る。落ち着きなく集中力もなく。
◯成績は五段階評価の一番低いところ。全然勉強しないし、ついていけない。
◯でも小学校のときは、図工と音楽は成績が良かった。ピアノを習っていたので、その二つが楽しくなって、成績がちょっと上がっていく。ピアノは今でも得意。
◯中学に入ると美術と音楽は良かったものの、主要科目はどんどん悲惨なことになっていく。授業が始まると自分の気持ちに蓋をしていた。
◯中学を卒業後は高校には進学せず、祖父である柳家小さんに弟子入り。
◯落語自体は、師匠が喋っていることを何度も聴いて覚えるので障害の影響を受けることはなかった。
◯ノートにも書き込んだ。ひらがなばかりだったけど、自分の字で書いているうちに覚えていく。落語をしゃべるってことは、何かを読んでしゃべるのではなく、記憶して自分の言葉にして喋る。そういう意味では支障はない。
◯ただ僕は子供の頃から失敗体験が根底にあるので、自分に自信がない。
◯落語はできるじゃないかって言われるが、天才的に素晴らしいわけでもない。自分はまだまだだなってずっと思っていて、どこか自信がない。そういう風に生きてきた。
◯四年前にある番組で自分の困り感について話したら、番組を見た人からメールが来て、そこに学習障害じゃないですかって、書かれてあった。
◯最初はすごく反発した。でも知れば知るほどこれ僕のプロフィールだと思った。そして最終的に良かったと思うようになった。これに寄りかかっていいんだと思えたから。
◯今本当に違う扉が開いて、この四年間は違う人生を歩んでいる。自分の言動に以前はビクビクしていた。もっとこうしたら良かったのかなっていうことが、謙虚さから出るんではなくて怯えから出るっていうのがあって、そこが大きく変わったことだと思う。
◯自分を知るってことがいかに大事か。発達障害という言葉にちょっと抵抗感がある。ところが救われた思いに変化していく。だから同じ症状を持つ人に、楽になってほしいと思う。
◯障害と上手く付き合って生きて行く対策を持つっていうのは、豊かになることだと思っている。まず知る勇気、覚悟を持つ。楽しい人生が待ってると思うので、ぜひ一歩勇気を持って踏み込んでもらいたい。
結婚や祖父、父について
そんな柳家花緑さんの家族について調べました
父は画家、俳優、声優、歌手の和田恵秀。花緑が2歳の時に離婚している。切り絵を中心とする画家に活動の中心をうつす。
母は、小林喜美子。柳家小さんの娘。バレーダンサー。バレエ教室を開き兄の小林十市もバレーダンサー。花緑を兄の代わりに舞台に出したこともあるが、言動がユニークだったため落語家にすることを決めたという。
弟子には、柳家勘之助・柳家緑也、柳家花いちなどがいる。
林家きく姫と婚約していたが、花鹿の祖父で五代目柳家小さんが死去したことに伴い長期にわたる延期状態。その後別居破局。破局後追っかけだった一般女性と結婚している。
にほんごであそぼ 本
柳家花緑といえば、NHKにほんごであそぼ。「寿限無」を日本中の子供達に流行らせた、という功績は大きい。
出版した本は、「落語家はなぜ噺をを忘れないのか」「僕が手に入れた発達障害という止まり木」「花緑の幸せ入門」など
まとめ
柳家花緑さんに発達障害があることを知っている人はどのぐらいいるだろうか。
あの滑らかな語り口からは想像もできないだろう。しかし、障害を持っているから語れることがある。花緑さんは人一倍苦労をしてきた人である。
その苦労の果てにあったのは、「障害は人生を豊かにしてくれる」と言わしめたほど。
「喜ばれる存在になること そして 喜ばれる存在で有り続けること」
これが人生の目標とのこと。
NPO法人エッジで取り上げただけのことはあります。
筆者の家族も、発達障害を持っていまして親しみを感じておりました。
これからの活躍も追っていきます。益々注目しております。
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